C型肝炎・C型肝硬変の治療
抗ウイルス薬がC型肝炎・
C型肝硬変治療の中心です
C型肝炎・C型肝硬変の治療には、C型肝炎ウイルス(HCV)排除を目的とする原因療法(抗ウイルス治療)と、肝機能を改善して肝炎の進行を抑えることを目的とする対症療法があります。
抗ウイルス治療は近年大幅に進歩し、治療の選択肢が増えています(図1)。新しい抗ウイルス薬によって、これまで対症療法が基本とされていたC型非代償性肝硬変の患者さんもHCVの排除が可能となりました。
HCVを排除して肝がんへ進行しないようにするための抗ウイルス治療がC型肝炎・C型肝硬変治療の中心です。
C型肝炎・C型肝硬変の治療では、症状や肝臓の状態に合わせて、さまざまなお薬が使用されます(表1、表2)。治療選択にあたっては専門医の先生との相談が必要です。
治療中は、症状がないからといって、自分の判断でお薬を服用するのをやめたり、飲み方を変えたりといったことはせず、主治医・かかりつけ医や薬剤師の指導の通り、決められた用法・用量できちんと服用しましょう。
また、お薬を使用しているときに、気になることや、問題が生じたときには、すみやかに主治医・かかりつけ医や薬剤師に相談してください。