C型肝炎・ C型肝硬変とは?
早期から対処することで、肝硬変・肝がんへの
進行リスクが減る可能性があります
C型肝炎に対する治療法は近年大きく進歩し、飲み薬によってC型肝炎の治癒を目ざせるようになっています。
C型肝炎から肝硬変や肝がんに進行する方の割合は、時間の経過に伴って高まります(図1)1)が、早期に適切な治療を受けることで、そのリスクを減らせる可能性があります。ウイルスの排除が可能な患者さんはできる限り早期に抗ウイルス療法をはじめるべきであるとされています2)。
一方で、肝硬変まで進行した肝臓をもとどおりに回復させることは困難ですが、「原因の排除」、「肝機能の改善」、「合併症への対応」によって、「肝がんへと進行するリスクを軽減」させることができます。
C型肝炎・C型肝硬変と診断された患者さんは、早めに専門医療機関を受診して、治療について専門医の先生と相談することをお勧めします。
※治療の必要性は、患者さんのご病状や合併症の有無等に応じて主治医の先生が検討します。
1) 国立国際医療研究センター肝炎情報センター. C型肝炎. より改変
https://www.kanen.ncgm.go.jp/cont/010/c_gata.html
(最終アクセス:2023年8月)
2) 公益財団法人ウイルス肝炎研究財団 平成28年C型慢性肝炎・肝硬変治療のガイドライン
C型肝炎・ C型肝硬変とは?