C型肝炎・C型肝硬変の治療
病気の進行状態によって、
治療の目的は異なります
C型肝炎治療では、C型肝炎ウイルス(HCV)を排除して肝硬変・肝がんへ進行しないように治療を行います(図1)。
C型肝硬変の治療では、肝機能をできる限り維持することで、日常生活への影響を減らし、肝がんへの進行を遅らせることが大きな治療目標になります。非代償性肝硬変の場合は、代償性肝硬変に戻すことを治療目標とします。
治療では、肝臓の慢性的な炎症の「原因の排除」と、低下した肝機能を補うことによる「肝機能の維持」、腹水や肝性脳症などの症状を改善する「合併症への対応」を行います。